Sep 18 2007
今話題の麻生さん。
今執り行われている、自民党総裁選の麻生太郎候補の所信表明の要旨が某掲示板に張られていたので、アップしておく。
くそ長いけど、頑張って読んでください。
麻生太郎です。親愛なる同僚議員、党員党友のみなさん
民さんを通じて、日本国民及び世界のみなさんに己の信ずる所を訴えたい。
私の愛する日本は今立ちすくんでいる。本来歩みを止めるべきでない時に、急停止を余儀なくされたという状況にある。
このことを思うにつけて、私は断腸の思いに駆られる。
責任を果たそうとして、果たせなかったこの一週間、さらにこの先一週間の政治的空白に対して責任を感じている。
国民のみなさんに対しても、お詫びを申し上げる所だ。
だからこそ、この時間をいただいた総裁選挙に課せられる期待と責任はことのほか大きいと思わずにはいられない。
自由民主党が本当に変わったのか?国民は見ている。
開かれた国民政党として、その名に恥じない政党になったのか?国民は瞳を凝らしている。
本総裁選挙の意義は、まずもって、その点にあると思う。
後世歴史家が振り返る時に、古い自民党と小泉改革以来の新しい自民党との再試合だったと、そう記述するに違いないと思う。
どんな結末をもたらすのか、我々に課せられた責務は重大だ。
我々は全て、国民の目を強く意識し、政策を持って白黒つける戦いに堂々と挑まねばならないと思う。
私は皆さんの前に政策の選択を見せたいと思う。私が信じる日本人の能力を見せたいと思う。指導者に求められる資質を延べたいと思う。
そのうえで何を選ぶのか、公平無私の見方、国益を忘れぬ目を持って選んでいただきたいと思っている。
急ごしらえで作った合意は簡単に崩れます。慌ててまとめた多数派も、成立のその瞬間から瓦解への方向に動き出す。
わが自由民主党はそのことを過去の歴史から学んだはずであった。わが党は長い歴史においてある結論に達している。
それは指導者を選ぶ時に、国民に広く候補者と政権の選択を示して国民の声を聞きながら選ぶのでなければならないということだと思う。
みなさん、今ほど日本が、危機に臨んで、強い指導者を必要としている時はない。
安定した指導者ではない。強くて頼りになる指導者をこそ、必要としている。
また、今ほど日本の農山村・漁村、地域の経済がたった二文字を求めて活動していることは無い。
その二文字とは、「希望」である。
明日に希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝とともに床に付く人間の営みとは、この三つが十分に出来るなら幸せなのだと思う。
私は日本の若者に希望を与え、農山村・漁村のおじいちゃん、おばあちゃんにこの先、そんなに悪くはなりませんよ。きっと良いことがあるよという希望を感じてもらいたい。
私は毎晩感謝とともに眠りにつけるよう、粉骨砕身この身を捧げる所存だ。
また、いまくらい日本の発する言葉が重みを増している時もない。
日本の発する言葉とは、煎じ詰めたところ、内閣総理大臣の発する言葉だ。
世界がそれに耳を傾ける。
日本の環境を守り、治山治水に精を出しているお父さん、子供のお弁当を作り、それから働きに出るお母さん、あるいはネットカフェで難民と呼ばれ、そして明日の暮らしを心配する若者に対しても、総理は呼びかけなくてはならないものだと思う。
私は強い言葉を発する総理になりたいと思う。
我が国の進むべき道はこうなのだと明確な言葉を語れるような、総理にもなりたいと思う。
日本という国はすばらしい国なんだと、頼りになる仲間だと、そして、尊敬に足る国だと諸外国の指導者に、また、その国の国民に思ってもらうことのできるそういう言葉を発することのできる総理になりたいと考えている。
続いて、総理になったら、日本をどういう国に変えたいか申し上げる。
私は日本と日本人の底力に揺ぎない信頼をおいている。
その力を十分に解放すること、それによって力強い成長軌道に、今一度日本を乗せることだ。
地方経済に息を吹き返させることだ。
実力を解放し、自力成長をさせることだ。
これから具体的な例について内政について三つ、外政について三つ申し上げたいと思う。
内政について
将来不安の払拭、それにはまず年金の話だと思う。
第2に徹底的な機会の平等、不当な格差は断固潰すということだ。
第3に経営者の目を持って、新たな経済成長戦略を力強く推し進めるということだ。
年金について
支払い漏れの無いよう徹底を期す、そのために全ての国民に確認できるようはがきを送りたいと思う。
社保庁、自治体窓口で保険料を横領したという不貞の輩は金銭の多寡を問わず言語道断の所業だ。
なぜなら、これは年金制度に対する国民の信頼を根底から掘り崩し、ひいては政治への不信を招いたということにほかならないからだ。
私は年金が国民の未来を託するに足る、信頼の置ける制度に生まれ変わるよう政権の命を懸けて取り組みたい。
加えて年金問題の革新は、35歳の青年が65歳になったとき安心して暮らせるか?そこに見通しを付けさせてやることだ。
まずは、現行制度に不公平をなくし、次に年金制度の将来設計を考え直す。このことに総力をつぎ込みたい。
機会の平等について
40歳とか50歳にもなれば、人間は己の顔に責任を持てとよく言われる。
危機に及んで年落ち着き、微笑を絶やさぬ顔。
私はこういう顔を国民のみなさまに対して、お見せすることも指導者の使命と思う。
人間とは目の前の選択肢の中から、ひとつひとつを選んでいき、ついには顔をも自分で作るわけだ。
ところが、おぎゃあと生まれた赤ちゃんが、その場所で日本のどこにあるかと生んでくれた両親がどんな両親であるのかと、自分で選ぶことはできない。
したがって、政府が心がけるべき最も大事な仕事とは、機会の平等を徹底して図るということだろうと確信する。
そこから、格差の是正という緊急の政策課題が出てくる。
中でも、農山村・漁村という地方、また、企業で言えば、中小零細企業、ここに今の日本では、強い影が落ちている。
農山村・漁村に生まれつき、中小礼さ企業に働く両親のもとに生を受けた子供がただ、そのことだけで将来豊かな展望をもてない、そんなことになれば、日本は日本ではなくなる。
方法は色々あると思う、例えば地方交付税のあり方を変えることだと思う。
補助金にしても、地方が自分の工夫を活かして仕えるようにしてやる。
そういうことができるのではないだろうか。
総務大臣として、国から地方への3兆円の税源移譲をやった、全省庁は反対だった。
地方に出来ることは地方にという構造改革を進めていく。
危機に瀕して、人間は二つの反応を取るであろうと思う。
助けてくれと言って、人をアテにする。
なにくそと言って、自分で活路を開く。
中央と地方の関係が今のままだと、地方に、なにくそと言う気持ちがなかなか起きない。
例を挙げよう。能登半島に加賀屋という老舗の旅館がある。
交通の便が悪く、客足が遠のていたが、仲居さんに英語と中国語を勉強させ、お客を増やした。
こないだの地震の被害にもあったが、高い評価を受けて、客足は全く衰えていない。
それから、北海道のあさひやま動物園も、私も行ったが、今では日本一有名な動物園。
あれも、なにくそと言って活路を開いた一例で、上野動物園よりも集客力は高いのではないか。
企業や団体にはこういうことはいくらでもできる。
自治体にもこういうことはできると思わせなければならない。
別の例を挙げれば、半導体、シリコンウェハー、シリコンの板のことだが、この板の上に平面に回路を並べる技術は限界に来ているが、それなら、回路を垂直に重ねて限界を突破できるという発想、世界の最先端であるが、これは日本人技術者の独創である。
圧倒的競争力を持つ技術で、半導体産業の先頭に立つ。そんなことも決して不可能ではない。
日本の底力にはとてつもないものがある。私はそう信じている。
そういった技術を持った工場を地方が誘致すれば良いんじゃないか?大きな工場は必要ない。
観光産業で、お客さんを広くアジアに求めるというのも良い。
エコツーリズムの客を、思い切ってニュージーランドとかの南半球に求める。
自治体は頭さえ絞れば、財源の裏づけと人材さえあればできることは色々ある。
私の地域間格差対策には市町村長が、地域の経営者として動きやすくするという考え方が背骨として通っている。
こういう話は霞ヶ関からは出ない。
総理総裁というものは霞ヶ関から信頼されつつ、かつ、違う発想を、突破口を示してやることだと思う。
それに必要な総裁の労力というのは、あらゆる人に、この人と話したい、話を聞いてもらいたい、
アイディアを教えたやりたい、そう思ってもらえることだと思う。
経営者の目について
それを持って新たな成長戦略を推し進めるということだ。
成長促進というと、すぐ予算をくれと言う話になるが、これは役人の発想だと思う。
何か新しい商売を探したり、仕入れの仕方を変えたりして原価をもっと下げたりするのが経営者の発想だ。
我が党の政調会長をしていた時の話だが、港の通関やら、建築申請やら、役所に資料を提出しろと言う法律は数えてみたら、52,100本くらいあったが、それをたった一つの法律を作り、一回で手続きが済むようにした。
(役所から)すさまじい抵抗があったが、構造改革とはこういうことをやるのだと思う。
日本経済というもののコストを思い切って下げてやる。それで利幅が増えれば、株の配当とか、働く人の給料、いわゆる労働分配率とか色んな難しい言葉があるけど、ともに上がるやり方があると思う。
ただし、役所の縦割りを遺しておいてはできない。強い政治指導者がいて、初めて出来るのだと思う。
外交に話を移す。
3つの言いたい事がある。
第1はインド洋の活動について
第2は日本の外交が転換点にあること
第3が拉致の解決である
インド洋の活動については日本が日本の国益を懸け、日本のためにやっていること。
6年前の9月11日、24人の日本人が犠牲になったことを忘れてはいけない。
インド洋は日本に石油を送る、シーレーンの出発点だ。ここをテロリストに勝手気ままにさせてはならない。
日本の国益は、その一点に集中しているといっても過言ではない。
これをアメリカのためだというのは言語道断、事実誤認もはなはだしいと思う。
ヨーロッパの国々が日本を見直したのはこの給油活動だ。
それからイラクに送られた自衛隊員。盗みも軽犯罪も犯さず、規律を示した若い自衛隊員のみなさん。
これにイギリスやオランダも驚いた。
日本のGDPは世界の10%を示している。中国、ロシアそして韓国を足しても、まだでかい。
それにふさわしい貢献を日本は立派にやっている。こう、彼らが心の底から得心した。
それで今、我が国の外交は大きくその知恵を広げられた。これが第2の点だ。
欧州諸国と一緒になり、東欧諸国、バルカン諸国で自由と繁栄を伸ばしていく。
こういう政策ができることになった。
安倍総理はインドの国会演説において、自由と繁栄の弧と作る政策だと紹介された。
アメリカとオーストラリアと一緒になって、アジアと太平洋の安全に責任を持つということ。
そういう政策にも繋がった。それらの根も、元をただすと、インド洋での給油活動である。
これだけのスケールをもつ活動であるという事を、誰かが国民に語り続けなければならないと思う。
私をそれをやってまいるつもりである。
日米同盟の強化は、こういう色んなルートから、もっとできるようになる。
第3は拉致問題である。私は新潟の海岸に足を運んだ。横田めぐみさんが拉致された海岸へも行った。
鈍く曇る日本海上を見たが、正直涙がにじんだ。断固あきらめない。
私は日本国の主権を懸け、国民の生命を守るという国家にとって最も重要な任務の遂行のため北朝鮮に解決を迫る。
私はパレスチナの若者が日本を待っているのを知っている。
ホンジュラスの子供が、青年海外協力隊がこしらえた教科書で算数を学び、学校が好きになったということ、カンボジアの民法を日本の若い女性の法律家が作っている。
私どもの誇りとする日本は、とてつもない力があるんだと、ぜひ私は、自分が誇りとしてやまない日本を国民の一人一人が、誇りとして未来に希望を、活力を求める事ができる国になるよう私の命を懸けて頑張りたいと覚悟を決めている。
全国の党員党友ならびに国会議員諸先生の深いご理解をお願い申し上げ、麻生太郎の所見の表明とさせて頂きます。
長時間ご清聴ありがとうございました。
テレビでどのくらい流れたのか分からないけれど、実際に生で聞く事を奨める。
自分は渋谷・秋葉原と行ってみた。
#ただ今回は選挙活動が抑制されているせいで、もう聞けないとは思うけど機会があれば是非。
公式に16日に行われた分の演説の内容がアップされているようなので、オフィシャルのLINKを以下に記しておく。
LINK:麻生太郎オフィシャルサイト
※普段こういうblogは書かないのだけど、今回は特別ということで・・・